大学病院の医局秘書の女性のお仕事

私は都内の大学病院の医局秘書として、約5年間働いています。
医師たちの学会や出張などの手配、院内の提出物の取りまとめ、アポイントの管理、研究費の管理、研究資料作成のサポート、患者さんのデータ管理、手術記事の管理など業務は多岐にわたります。

私の所属している外科は、緊急手術や手術が長引いて翌日まで医師が働くことも多く、院内において最も忙しい科と言われています。
そのため医師に確認したいことや連絡事項などを伝える際のタイミングに、最も気を遣っています。
また口頭で伝えるべきか、メールもしくは院内のPHSに連絡をすべきか、さらにはそれぞれの医師の性格などによってもこれらを使い分けています。
伝える際にも偉そうな印象を与えないように、なるべくシンプルかつ正確に伝える力が求められるため、毎日とても細かい神経を使って仕事をしています。
たとえ締め切りが迫っている書類があったとしても、やはり立場上「早くして下さい」とは伝えられないので、「あの書類どうなりましたか?」と柔らかい言葉で、そして笑顔でいられるように心掛けています。
気遣いと空気を読む力が求められる仕事で、一歩引いた立場にいなければならないためやや気疲れすることもあります。
教授といるときは基本的に立ちっぱなしであるため、足もむくみますし、気疲れもします。
むくみの重さを取るには、「むくみ解消サプリメント」を飲むこと、気疲れはお風呂の入浴剤をフル活用して、リラックスに励みます。
体とこっころの疲れをしっかり取ることによって、次の日の仕事にも集中して取り組めます。

しかしこの仕事は自分が気を利かせれば利かすほどに感謝される仕事でもあるので、その点にとてもやりがいを感じています。
例えば書類一枚にしてもただ医師に渡すのではなく、言われなくても自分が分かる範囲のことは事前に書き込んでおいたり、資料をただ渡すのではなく、その医師に関係のあるところに付箋を貼っておいたりと、医学に関する知識はなくても少し踏み込んで仕事をすることで、医師たちから評価されたり感謝の言葉をもらったりすることが多く、この仕事が楽しいなと感じる瞬間でもあります。

この仕事のマイナスに感じることは、医師と秘書という立場上、言われたことはすべてこなさなければならない点にあります。
また数十人いる医局員から同時にたくさんのことを頼まれることもあり忙しい時でも「今日中に調べてくれる?」とか「調べて手術室まで今もってきてくれない?」など少し無理なお願いをされることもありますが、「できません」ということは言えないので、それがやや辛く感じることがあります。

今は数十人いる医局員全体の医局秘書ですが、将来的には教授秘書の仕事をしてみたいと思っています。
やはり教授と一対一の関係であるからこそ、よりもっと深くサポートができる仕事なので、その点に魅力を感じています。