美容師として働く女性のお仕事についての声

私は美容師の仕事をしています。
美容師の仕事はお客様の髪に関する施術と接客をします。
スタイリストなのでシャンプーする機会はアシスタントの時よりは減りましたがシャンプーもしますし、カット、パーマ、カラー、エクステなど髪に関するすべての事を行う仕事をしています。

美容師という仕事は、努力した分だけ目に見えて上達し成長する事ができます。
きちんと努力した事を評価してくれるお客様が相手なので、自分が認められた時に喜びを感じます。
それと、人をきれいにする仕事であることが大好きです。

嫌いなところは年齢とともに感覚が鈍っていってしまう事です。

美容師を始めて19年になりますが、どれだけ流行のヘアスタイルを練習したり、いろんな人を観察したり様々な勉強をしても、どうしても若い感覚に追いついていく事ができないという悔しさがあります。
指名してくれるお客様もスタイリストになりたての頃は学生や20代前半のお客様が多かったですが、仕事の年数が長くなると自分を指名してくれるお客様の年齢層も徐々に高くなっていき、自分としては若いお客様を担当していつまでも良い刺激が欲しいと思っていますが現実は難しく、指名客はほとんど50代以上のおばちゃんという現実があります。

この仕事は練習をした分だけ自分の技術力が高くなります。
技術力がないと自分に自信が持てないので、一見難しそうなお客様を担当するのが苦痛になり仕事も嫌になりますし、失敗も多くなります。
しかし、技術力が高くなり、自分に自信がついてくると、苦手なお客様や怖いお客様にも動じなくなります。
苦手なお客様や怖いお客様に認められた時に最もやりがいを感じます。
笑顔を見せた事がないお客様が、髪型を気に入ってくれて笑顔を見せてくれた時、この仕事をしていて本当に良かったと思います。

体の負担はかなり大きいです。美容師は肉体労働と言える仕事です。
健康であり、根性があり、そして体力のある人間でなければできない仕事です。
疲れが吹っ飛ぶほどのやりがいがあるからこそ続けられる仕事ですが、正直毎日疲れています。
1日中立ちっぱなしで休憩もありません。
昼食も14時前に食べる事はほとんどありませんし、ひどい時は食べられないほど忙しい時もあります。
食べられたとしても、空き時間を見つけて5分くらいで急いで食べなければなりません。

アシスタントの時代は1日18時間くらい店にいて、営業の他にも厳しい練習がありますし、休日のほとんどが講習会や勉強会でなくなります。
スタイリストになったらなったで、アシスタントの練習や接客の教育を行わなくてはいけません。
とにかく自由になる時間が少ないので本当に美容師という仕事を好きでないと続けられない仕事です。

ハードではありますが、美容の仕事での心の負担はほとんどありません。
あるとすれば、まれにいる普通ではないお客様を担当した時に心に負担があります。
俗に言うクレーマーのお客様です。
その日限りで終わるクレームならまだましです。
人によっては数カ月解決できない大きなクレームがあります。
こんな時はさすがに落ち込みます。

将来は手頃な値段で移動美容室をやりたいです。
外出できないお年寄りや体に自由が利かない人のための美容院です。
自分がきれいになると気持ちが明るくなります。
中々外出できない人でもヘアスタイルをきれいにしてもらって、少しでも明るい気持ちになってもらえたらと良いなと思っています。